スローインがペナルティエリアに入る。一回バウンド、二回バウンド。ディフェンダーが足でクリアし、ペナルティエリアの端に向かって弧を描いて飛んでいく。そこでラヒーム・ジャバルが待っている。
ボールは約30メートルの位置から落ちてくる。ラヒームは躊躇しない。ボールを落ち着かせ、体勢を整え、右足で蹴る。
接触は完璧だ。ボールはゴールに向かって弾丸のように飛び、素早く上昇し、わずかにカーブする。ゴールキーパーは遅れて気づき、飛び込み、手を伸ばす。ボールはクロスバーとポストが交わる場所、トップコーナーに叩き込まれる。あまりにも強烈で、ネットがほとんど動かない。
ゴール。ベッドフォードシャー・プレミアディビジョンで、クイーンズ・パーク・クレセンツFCがストップスリーに1-0でリードした。
ラヒームは足がボールに触れた瞬間、それを確信していた。
「スローインからヘディングでクリアされたボールを覚えているんだ。約30から35メートル先から自分の方にバウンドしてくるのを見た瞬間、すぐに『これを蹴る』と分かった。そして完璧に捉えたんだ」とラヒームは言う。
完璧、それはひとつの表現だ。クリニカル、という言葉も当てはまるかもしれない。技術とタイミングが完璧に合致し、ボールがゴールに到達する前から結果が必然となるようなシュート。

その後の感覚
アマチュアサッカー選手の大半は、記憶の中だけに存在するゴールを決める。後から語る物語の中にしかない。証拠はなく、そこにいたチームメイトや対戦相手の記憶だけ。
ラヒームのゴールはVeoに記録された。彼はその試合以来、何度も見返している。
「僕たちはプロじゃない。でも、決まったゴールを後から何度でも見られるのは良い気分だよ」とラヒームは言う。
「映像を何度か見て、カメラではどう見えるか確認したんだ。ピッチで見るのとカメラで見るのとでは違って見える。ただ、なんてシュートだろうと思うよ」とラヒームは言う。

表彰のために投稿
ラヒームのゴールは今年のPeople's Puskasに投稿された。People's Puskasは、最大級のスタジアムから離れた場所で決まった最高のゴールにスポットライトを当てるキャンペーンだ。
「自分のゴールが賞にノミネートされるなんて、最高の気分だよ。自分を誇りに思う」とラヒームは言う。
クイーンズ・パーク・クレセンツFCは、イングランドのフットボールピラミッドのステップ7、ベッドフォードシャー・プレミアディビジョンでプレーしていた。試合は2-1でストップスリーの勝利に終わったが、スコアを超越するシュートもある。ラヒームが完璧に捉え、トップコーナーに叩き込んだあの瞬間は、結果に関係なく彼のものだ。
視点の価値
壮観な瞬間を超えて、試合が記録されることで選手たちは別の何かを得る。外側から自分のプレーを研究する機会だ。
「自分の映像を見直して、みんなが見ている視点から自分を見られるのは、いつでも良いことだ」とラヒームは言う。「全体的なプレーを見直して、取り組める小さな改善点を自分の中に見つけるのも良いことだよ」
その視点は、ステップ7でもプレミアリーグレベルでも同じくらい重要だ。選手たちは上達したいと思っている。するべきだったランニング、ミスしたパス、うまくいかなかったポジショニングを見たい。そして、すべてがうまくいった瞬間も見たいのだ。
今、ラヒームは両方を手に入れた。距離のあるところから正確さとパワーでボレーを決められることを証明したゴール。外からどう見えたかを正確に示してくれる映像。
プロサッカーでは、分析ツールやビデオレビューが標準として利用できる。草の根レベルでは、そのアクセスが選手たちの成長へのアプローチを変える。ラヒームは、みんなが見たものを見ることができる。技術を分解できる。改善点を特定できる。
そして、そのシュートの質を純粋に評価することもできる。
決断の瞬間
最高のゴールは、計算ではなく本能から生まれることが多い。ラヒームはクリアが自分の方に向かってくるのを見て、すぐに何をするかを悟った。
考えすぎることなく。迷うことなく。ただ、スペース、距離、そしてボールが自分に届く前に下した決断。
そして蹴った。右足、完璧な接触、トップコーナー。ゴールキーパーは飛び込んでいるが、決して届かない。ボールは速すぎ、配置が完璧すぎ、打ち方がクリーンすぎた。
それがラヒームが何度でも見返せる瞬間だ。シュートを打てと告げた本能。それを機能させた技術。まともなシュートと、People's Puskasに投稿する価値があるものとを分けた実行力。
試合は2-1でストップスリーが勝った。しかし、シュートの質はスコアとは独立して存在する。距離から、ワンタッチで、トップコーナー。最善の努力にもかかわらず、ゴールキーパーにはチャンスがなかった。
そのゴールを超えられるか?