Josh Barcoeは、チームメイトのMarty Daltonがコーナーキックを蹴ろうとしている間、ペナルティエリアの外に立っている。Bridge United AFCはSt Canices Credit Union Premier DivisionでEvergreen Bに1-0で負けている。試合を通して何度もチャンスがあったが、何も入っていない。
Barcoeは普段、コーナーキックでは後ろに残る。彼はディフェンダーだ。それがディフェンダーのすることだ。しかし今回は前に出るよう何かが彼に告げ、そこに着いたとき、誰も彼をマークしていない。
Daltonはペナルティエリアの端にいる彼を見つけてクロスを上げる。ボールが完璧に来る。
Barcoeはトラップするつもりだった。コントロールして、落ち着いて、それから何をするか決める。代わりに、ただ打つことにした。
シュートがコーナーにカーブする。ゴールキーパーは動かない。動けない。反応したときには、すでに入っている。
ゴール。1-1。
ベンチ全員がピッチに走り出す。みんながBarcoeを囲む。普段はコーナーキックで前に出ないディフェンダーが、ペナルティエリアの端からのダイレクトシュートで同点ゴールを決めたばかりだ。
ボールが入らないとき
Bridge Unitedは試合中ずっと同点ゴールを追いかけていた。チャンスの後にチャンスを作り出したが、どれも決まらなかった。ただ自分の日じゃないんじゃないかと思い始めるような試合だ。
「僕たちは1-0で負けていてゴールを狙っていて、とても多くのチャンスがあったけど、ボールが僕たちのためにネットに入らなかった」とBarcoeは言う。
そのフラストレーションが選手たちの瞬間へのアプローチを変える。10回のチャンスがあって、どれもうまくいかなかったとき、11回目には重みがある。考えすぎて、頑張りすぎて、自然に来るべきものを無理やり押し出そうとし始める。
Barcoeのゴールがうまくいったのは、彼が考えすぎなかったからだ。トラップする本能はあったが、それを無視してただボールを打った。最善を願う。時にはそれが正しい選択だ。
「実際にはトラップするつもりだったけど、ただ打って最善を願うことにした」とBarcoeは言う。
距離からのダイレクトシュートはハイリスクだ。しかしうまくいけば、止められない。Barcoeのはうまくいった。
記録する価値がある
ゴールはVeoで記録され、Barcoeに二度とできないかもしれないことの永久記録を与えた。
「カメラがそこにあってそれを記録してくれて嬉しかった。なぜならこんなゴールは二度と決められないかもしれないし、人々にゴールを見せられるのは素晴らしいから」とBarcoeは言う。
彼は試合以来、何度もそれを見返している。映像を見た後でもまだ現実に感じられない種類の瞬間だ。
「自分のゴールをリピートで見ている。本当にまだ自分が決めたことが信じられない」とBarcoeは言う。
ディフェンダーは多くのゴールを決めない。決めるときは、通常セットプレーから、ペナルティエリアでの混戦、時折のヘディングかもしれない。ペナルティエリアの端からのカーブしたダイレクトシュート? それは違う。
その瞬間が記録されていることは特別な意味で重要だ。Barcoeは自分が何ができるかのリマインダーが必要なときにそれに戻ることができる。他の何もうまくいかなかったときにBridge Unitedのために1点を救ったゴール。
「それが記録されていて嬉しい。なぜならピッチでの自分の最高の瞬間と悪い瞬間も見返すのはいつでも素晴らしいから」とBarcoeは言う。「これらの瞬間を捉えて永遠に持つことは特別だ」
ノミネートされた
Barcoeのゴールは今年のPeople's Puskasに投稿された。People's Puskasは、最大のアリーナから離れた場所で決められた最高のゴールにスポットライトを当てる。
「ノミネートされたのを見てショックを受けた。他の信じられないゴールと並んでノミネートされて嬉しい」とBarcoeは言う。
そのノミネートは、彼のシュートを世界中の他の選手たちのシュートと並べる。そこにいた人々以外誰も見ていないコンテキストで質の高い瞬間を生み出した選手たちだ。
試合は1-1で終わった。Barcoeのゴールは、Bridge Unitedに desperately 必要だった1点をもたらした。それ以上に、シーズンが終わってもずっと覚えているであろう瞬間を彼に与えた。
普段はコーナーキックで前に出ないディフェンダーが、前に出ることを決める。誰も彼をマークしていない。彼を見つけるチームメイト。トラップする代わりにダイレクトでシュートを打つという一瞬の選択。無力なゴールキーパーを越えてコーナーにカーブするボール。
それが起こったことだ。
そのゴールを超えられるか?
